1day1story
□嫉妬する
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「鋼のおチビさん、何で最近ロイの野郎とつるんでんのさ」
「あ゙ぁ゙???だぁれぇがウルトラミジンコチビだって????」
「んなことより、何でつるんでんのか教えてよ。」
エンビィーのヤツが放課後の生徒会室に来て一言目がそれだった。
「あのな、もうすぐ学園祭が近いだろ?」
「そうだね、おチビさん」
「だぁれぇが豆チビだって?」
「んで?」
「だから生徒会役員は必然的にもアイツに会うんだよ。」
「ふぅ〜ん‥‥‥」
理由を説明したが、エンビィーは納得していないらしい。
「んだよ、その目は、」
「だってさ〜、アイツ手癖わるいから‥‥エドは見張ってないとすぐ虫がつくし。」
「つかねーし。」
じとーっとした目線は変わらなくエンビィーはブツブツと文句を言っている。
「しかも最近忙しくて会えないし」
「忙しくなりたくてなってるわけじゃねぇー」
「あーっ、もう知らないよ、エドなんて。」
生徒会室を出ていこうとするエンビィーの姿を見ながらエドはふと思った。
「エンビィーだけに嫉妬?」
「何かいったかな?おチビさ、ん、?」
「だぁれぇが、ミジンコ豆チビだっと??!」
「言ってないけど‥‥‥そうだよ、ヤキモチだし嫉妬だよ」
いつも顔を赤らめるのは俺なのに今日はエンビィーの顔が赤い。
何となく"可愛い!"と思えエドの心にSが再発したが行動に移すと後々、自分自身がいじられるためやらない。
「早くエドが食べたいっ!」
といいながらエンビィーは椅子に座るエドに後ろから抱きつく。
さっきまでのエンビィーは何処へ行ったやら。
その言葉を聞いて、先ほどのことは撤回しようと思ったエドだった。
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