1day1story
□猫耳
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「猫耳可愛いな鋼の、」
「うっさい///」
錬成の不注意によりエドに猫耳と尻尾が付いてしまった。
この原因はエドの弟アルフォンスのせいなんだが誰もがこうなるとは思ってはいなかった。
「兄さんゴメンね、こんな筈じゃなかったのに;;;」
焦って謝るアルに気にするなとは言ったものの、正直目線が痛い。
ロイはニヤけてるし、ハボック達はからかってくるしで最悪だ。
かといって外には出れないためにかなり不便である。
「鋼の、そんなにバタバタするんじゃない。」
「こんな状態でじっとしてられっか!」
机にいきなり押し倒されてじっとしてれる人がいるなら是非とも会いたい。
「ひにゃんっ///」
猫耳にふーっと息を吹き掛けられて変な声が出る。
しまった!と思って口を左手で押さえたが既に遅し。
今度は尻尾を触られた。
「うぎゃっ///」
「可愛いな、鋼の。」
「やめ、大佐‥‥っ、いい加減にしろよ//」
「それは難しいな」
「執務中だろうがっ///」
抵抗を試みてみても効果なし。
今夜は楽しみだな、とニヤつくロイは相変わらずだ。
この後エドがどうなったかは2人のみ知る話である。
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