1day1story
□学ラン
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「快斗の学校て学ランだよな‥‥」
学校帰りに待ち合わせをした今日。
会って一言目に新一が言ったことは学ランのことだった。
「ん〜‥‥確かにそうだね〜‥‥それがどうしたの?」
「何となく、学ラン来たことねぇーなってさ。」
新一が通う帝丹高校はブレザーで江古田高校は学ランだ。
「‥‥着てみたい?」
「興味は‥‥‥あるかな?」
そこでニヤリと快斗笑う。
何か嫌な予感して少し後ずさる。
「着てみよう!」
そう言って快斗は新一の手を引っ張ってつれてく。
喋る暇なくスタスタと快斗は歩いて行く。
「?!!」
着いていた先は快斗宅。
「さ、着てみよっか、新一!」
新一に着せる気満々な快斗が其処に居た。
「‥‥‥今?」
「今!」
結局新一は快斗の視線に負けて着替えることになった。
「これでいいか?」
「ぅん♪」
快斗の顔は嬉しそうだ。
「俺だけとかズリーから快斗も着ろよ?」
「勿論!」
快斗が楽しそうならいいか、と思った新一だった。
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