1day1story

□学ラン
1ページ/2ページ


「快斗の学校て学ランだよな‥‥」



学校帰りに待ち合わせをした今日。
会って一言目に新一が言ったことは学ランのことだった。



「ん〜‥‥確かにそうだね〜‥‥それがどうしたの?」

「何となく、学ラン来たことねぇーなってさ。」



新一が通う帝丹高校はブレザーで江古田高校は学ランだ。



「‥‥着てみたい?」

「興味は‥‥‥あるかな?」



そこでニヤリと快斗笑う。
何か嫌な予感して少し後ずさる。



「着てみよう!」



そう言って快斗は新一の手を引っ張ってつれてく。
喋る暇なくスタスタと快斗は歩いて行く。



「?!!」



着いていた先は快斗宅。



「さ、着てみよっか、新一!」



新一に着せる気満々な快斗が其処に居た。



「‥‥‥今?」

「今!」



結局新一は快斗の視線に負けて着替えることになった。



「これでいいか?」

「ぅん♪」



快斗の顔は嬉しそうだ。



「俺だけとかズリーから快斗も着ろよ?」

「勿論!」



快斗が楽しそうならいいか、と思った新一だった。



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ