1day1story

□手をつなぐ
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せっかくのオフで一緒に出かけているのだから手を繋ぎたい。

とは思うのだが、どうも上手く口に出して言えない。

かといってさり気なくなんて出来るわけもなく、ただチラリとロイの顔を見上げる。


(余裕こきやがって‥‥‥)


確かに手を繋ぎたい。
だが、そこまでの道のりがとてつもなく長いのだ。

そうこう1人で悩んでいるとロイがさり気なくエドの手を握った。



「百面相して何かあったのかね?」

「なっ、なんでもねぇっ///」



こうやってさり気なくやってしまうことに羨ましさを覚えたと同時に、心でも読まれたかと思った。



「鋼のことしか解らないよ。」



ふと顔をあげるとそう言われる。
その顔は優しそうだ。



「大佐のバカ‥‥‥//」



そう言いつつもギュッと手を繋ぐところがまた可愛い。

そして、今度は自分から繋ごう!と決心したエドがいた。



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