1day1story

□風呂上がり
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風呂上がり、冷凍庫にキンキンに冷えたアイスを食べるのが夏の日課‥‥‥のはずだが、

暑さは少しずつ肌寒くなった10月になってもアイスを食べる平次がいた。



「平次、毎度毎度そない食って寒くないんか?」

「全然」



答えは即答。
そりゃまぁ、温かすぎるというか熱い風呂に入った後故に熱いのも分かるが此方からすればまだ乾いていない髪と風呂から上がったばかりでまだ赤い頬‥‥とアイスは目に毒だ。



「なんや、総司も食うんか?」

「いやー、俺は別にええねんけど」

「けど、何なん?」

「俺の前でアイス食べるん止めへん?」

「はぁ?」


(うわぁー‥‥なんちゅう怪訝な顔‥‥‥)


「あー‥‥なんでもあらへんわ、今の聞かんかったってことで」



たまたま思ったことが口に出ていたらしく、
平次はかなり怪訝な顔をした。


(何かいやらしく見える気が‥‥‥そろそろ自分アカンかな‥‥‥)


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