貰い物

□ヒバツナ小説
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―――
−俺の恋人は、とっても格好良い!!
「咬み殺すよ…」
−あの低い声で喋りかけたらノックアウトしちゃうぐらい
−強くって、綺麗で…兎に角、自慢の彼氏なんだ!

−僕の恋人は、とっても可愛い
「雲雀さぁーん」
−オタオタ焦って走って…ああ、そんなに焦ったら転んでしまうよ
−ほら、思った通り
「痛いー…」
−涙目になって…、でも、僕への用事を思い出したらしく、はっとして、こっちに走ってきた
−何て愛しいの。
−いとおしい…
「僕のブレネリ…」
「雲雀さんっ、あのね、あのね!!」
「何だい?」
「ふへへ…あのね」
「ん?」
「これ、18pで、27mmなんです!俺達ですね!!」
「リボン…。綱吉、知ってるかな…歌であるんだけど
作るものじゃない
繋がりはいつも
そぅっと結ばれる
リボンで…
今、風に靡いて
仲良く
揺れてる…良いね
今日は
晴れ…って歌」
「…素敵な歌ですね」
「僕達はそのリボンに結ばれてたら良いね。リボンに誘われて繋がりが出来たのかな」
「かもしれませんね!!俺、雲雀さんと会えてから…幸せですから」
「そう」
夕焼けに照らされて、赤く染まった応接室で、僕達はキスをした…
―――――
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