一次創作短編
□其の壱
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蛇と成った鷹
翼もがれ、地に墜ちた勇ましき鷹よ。
地を這い、蛇と化すうちに
お前は鷹であった誇りを忘れたか。
もはや空の翔び方すら忘れてしまったのか。
傷ついた翼はすでに癒えて
お前はまた空を翔べるというのに。
そんなにも立派な翼を持っているというのに。
空を恐れ 眺めるだけで終わるのか
天を駆けることを諦めるのか
空を飛翔するお前は、あんなにも美しかったのに。
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