一次創作短編

□ありふれた唄
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脈々と続く祈り 百十年の時を越えて 想い実り花開く
触れた指先の温度は この世界を生きてる証さ
傷つくこと 恐れないで 手を伸ばせば 虹だって手に入る気がした

怖いもの知らずの僕ら 自転車で坂道を駆け上がる
出来ないことなんてないさ 四角に切り取られた空を見上げ そう呟いた
怖いもの知らずな僕ら 君と一緒ならどこまでも行(ゆ)けるよ

雨に降られ 風に吹かれ
道に迷って 嘘に惑って
上手になんて生きられない
不器用な足取りで 僕ら 今日も生きてる

大丈夫 ぼくらには翼がある
きっと 天まで届くよ

青いセーラー翻して 君は行(ゆ)く
黒い詰め襟身に纏い 君は行(ゆ)く


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