‡滅紫の花の名は‡
□07
1ページ/3ページ
鍛えられた背中に残された爪痕。
ずっと消えなければいいのに、と切なく思う。
腕の中に眠る愛しい、愛しい存在。
壊れものを抱くように優しく抱きしめた仁は、狂おしげに呟いた。
「愛している…愛している、名無しさん…!だから――…」
.
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ