□性急愛
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 七緒の首筋を舐めながら襟元を大きくはだけて、唇を首筋から鎖骨へと移動させ、小振りのまろやかな膨らみに吸いつき、片手はもう一方のまろやかな膨らみを揉み始める。
「あん…、あっ…ふ…んん…」
 抵抗などする余裕もない。
 熱心に愛しそうに、七緒を求めて愛撫されて、無意識に春水の髪に手を差し込み、手に髪を絡ませて引き寄せる。
 春水は七緒の仕草により一層、愛撫に熱を注ぐ。

 春水に吸われ、しゃぶられて尖った頂きは少し舐められただけでも敏感に反応してしまう。
「あっ、ああん!」
 七緒は仰け反り壁に頭を押し付け喘いだ。
 何時の間にか春水の手は器用に動き、七緒の袴を脱がせてしまっていたのだ。
 敏感な部分を手のひらで包み込まれて、揉まれている。
「あ…はあん…んん」
 悶え喘いでいると、長い指がゆっくりと敏感な中へと侵入し、親指が膨らみはじめた部分を押さえるように転がす。
「ああっ!あん!」
 七緒が春水の髪を掴み首を振る。
 だが、熱心にまろやかな膨らみの頂を吸っている春水は、七緒の仕草に気づかない。
 それどころか、湿った感触により一層張り切ってしまい、指を増やして掻き回しはじめる。

「ああ!あん!あっ、ああああ」
 淫靡な水音がたち始め、七緒の耳に入ってくる。

 春水は膝をつき、秘められた場所へ顔を寄せた。力無く震える七緒の足を支えるように掴み、音を立てて蜜を啜りしゃぶる。
「ああ!あうっ!あ、あー!」



「はあ…七緒ちゃん…」
 春水は唇を腕で拭い、上体を起こして袴を脱ぐ。
 下帯を外し、熱く硬くなった身を七緒の秘密の花園へと擦りつける。
「んん…うん…」
「入っちゃうよ…七緒ちゃん…」
 春水は七緒を抱きしめて、耳元で熱い息とともに囁く。
「あ…ああ…」
 春水の声に弱い七緒は喘ぎながら、腰を浮かせて擦り付け返す。
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