◇BLEACH
□おさんぽ
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機嫌よく帰ってみれば、頭に青筋を浮かべた一角が待ち構えていた。
「これが終わるまで帰しません!」
「え〜!つるりんやっといてよ」
「その呼び方すんなってんだろ!ドチビ!」
「う〜、折角良い気分だったのにぃ!最悪!」
「へっ、様見ろ。仕事さぼった罰だ」
やちるには軽口で叱り、黙り込んでいる剣八に向き直り溜め息を吐く。
「隊長、んな霊圧上げて脅さないで下さいよ。丸一日行き先も告げずさぼってたんすからね。こっちも譲れません」
一角ににらまれつつ、二人は渋々書類に手を付ける。
仕事から解放されたのは、日付が変わる頃となった。
それでも二人は懲りない。
「ね、剣ちゃん!また行こうね!」
「ああ、そうだな」
おしまい。