◇BLEACH
□はじまり
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ようやく、唇が解放されたときには、褥に横たえられ、髪は解かれ、七緒の胸元は大きく広げられていた。
「た…い…長…」
「七緒ちゃん、すごく綺麗だ」
呟くように言うと、顔を胸へと寄せた。左の乳首をついばみ、口に含む。
「ん…」
肌が粟立つような刺激に、思わず吐息が漏れる。春水が動くたびに、新たな刺激に代わっていく。
「はぁんっ…」
声を上げてしまった後で気が付き、反射的に指をくわえて声を押さえる。まさか、あんな声を出してしまうなんて！
「声、聞かせてよ、七緒ちゃん」
塞いだ指に気が付き、やんわりと手を取る。
「…や…」
恥ずかしくて、小さく首を振る。
「どうして？七緒ちゃんの声すごくいいのに」
そう言い、新たな刺激を与える。
「あぁっ！」
七緒とて副隊長に就くまでに、それなりに年齢を重ねているし、数は少ないものの、男と付き合った事もある。経験が全くないわけではない。それなのに、春水に翻弄されっぱなしだ。
「ああっ！」
びくりと七緒の体が跳ね上がる。
最も敏感な部分に春水の手が触れたのだ。
既に迎え入れる準備が出来ていた。だが、春水は事を焦らず、丁寧に優しく花を開かせていく。
焦れったい程に優しくされ、七緒は身悶えし、切なげに息を吐く。
「七緒ちゃん、入るよ」
耳元で囁き、七緒の足を持ち上げると、ゆっくりと身を進ませる。
「七緒ちゃんの中、気持ちいい」
最奥まで入った所で、ぴたりと身を寄せ七緒に囁く。
「…ぁ…隊長…」
七緒は、春水の逞しい背中に手を回し、それを合図に、春水はゆるゆると腰を動かす。
少しずつ、春水の熱が七緒に伝わっていく。その熱はゆっくりとしたものから、次第に早く激しいものになって行く。
力強く激しい動きに、七緒は幾度か意識を飛ばし掛ける。
やがて、立て続けに高波が押し寄せ、高みへと上り詰め、大きく弾けたのだった。