□追い駆けっこ
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 一方、春水から説明を受ける事になった七緒は…。
「一体何があったのですか?」
「うん?七緒ちゃんに、告白しようっていう輩がいてねぇ…」
 春水は説明しながらも、七緒を押し倒し死覇装を脱がせていく。
「ちょ、ちょっと待ってください、しようとしてって…」
「ちゅっ…」
 胸元を露にし、春水は七緒の白い肌に吸い付き、紅い所有の印をつけていく。
「隊長っ、痕つけないでっ」
「やだよっ、見えないところだからいいじゃないか」
「見えないところだからって…」
「七緒ちゃんを食べていいんでしょ?」
「うう…」
「更木君はやちるちゃん以外見ないって、保証があったからね。今回みたいな事できたけど、他の人じゃできなかったな」
「……もう…」
「ボクなんか公に、七緒ちゃんと付き合ってるっていえないのに、他の連中は告白を堂々とするなんて、ずるいよ」
 文句を言い、憤慨しながらも春水の指先は優しく丁寧に七緒を解していく。
「ボクのものなのにっ…」
 春水は七緒の足を持ち上げ、身をゆるりと沈ませて行く。七緒の全ては己の物だと主張するかのように。
「そんな…理由で…あっああん…」
「…ん…七緒ちゃん…可愛すぎ…」


 やちると春水を怒らすまい。
 剣八も七緒も、遠く離れた場所で、同時に思ったのでした。



おしまい
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