文集1

□one-sided love
4ページ/4ページ

「………………カマル、シカマル!ねぇってば!!」
チョウジの声が、すぐ傍で聞こえた。

うるせぇな………せっかく漸く寝られそうだってのによ………

「んー………なんか今機嫌悪いみたいだ。また次の時間にしたら?」
「その様だな………邪魔したな」
!!?
今の声は、もしかして………!
「ッネジ!?」
「?!な、なんだ……突然起きるなシカマル」
「っあ、いや…な、何の用だよ?」
「………大した事ではない………寝たかったのなら、邪魔だったな。すまなかった」
そう言って行ってしまおうとするネジの袖を掴んで、先を促した。
「………………今日、この後平気か?」
ネジは言い辛そうにそう言った。
「おう、良いぜ?」
俺の願いは、どうやら通じたらしい。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ