2
□リング
2ページ/3ページ
「これだって盗ってくるの大変だったんですからね。大切にして下さいよ?」
「君が霧のボンゴレリングをくれたら大切にするよ」
「それはボスが壊してしまったじゃないですか。君も見ていたでしょう?」
骸からリングを受け取ると、雲雀は帰り支度を始めた。
「僕も欲しかったのにな、半分だけでも」
「それでは僕とペアリングになってしまいますよ?」
「それが良かったんだよ」
雲雀はにこりと笑うと、骸に背を向けて歩き出した。
骸はびっくりして暫く動く事が出来なかった。
end