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□My sweet honey & …
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「むくろ〜……どうしよう……」
雲雀が彼にしては珍しく不安げな顔をして骸を呼ぶので、骸は凄い速さで雲雀の元へと走って行った。
「どうしました雲雀くん!?どこか痛いんですか?それとも具合が悪いのですか?」
骸に支えられ乍ら雲雀が椅子に座ると、辛そうに症状を話し始めた。
「それが…最近凄いお腹痛くて…体中がダルくて…酸っぱいモノが無性に食べたくなって…前よりも明らかに食欲が出て来て……ねぇ、骸…僕…病気なのかなぁ…」
「腹痛…倦怠感…酸っぱいモノ…食欲………………雲雀くん、それって……」
「それって……何?」
急に頬を染め雲雀を見つめた骸に、雲雀はどれ程酷い病なのだろうと不安げに見つめ返した。骸は真面目な顔で雲雀の眼を見つめ乍ら、肩を掴んで言った。
「雲雀くん…僕、降ろせなんて言いませんから。結婚して、産んで、2人で育てましょう」
「…………………………………はぁ??」
雲雀は思い切り顔をしかめると、意味がわからないと骸を見返した。
「恭弥…驚かないで聞いて下さい……僕達に子供が出来たんです」
「……………………僕男なんだけど?」
益々疑わしい目つきの雲雀に、仕方無く骸は雲雀を病院へと連れて行く事にした。
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