文集1

□短文集
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君が

君が僕を見事に君の虜にしてくれたから

だから

だから僕は、

モノを摂り込む行為をしなくなった。

(君がなくなってしまいそうだったから)

とは言え、人の躰は3日で全ての細胞が入れ替わって仕舞うけれど。



あの日から幾ら日が過ぎただろう。

時は無情にも駆け足で過ぎて行く。

まるで花が勝手に咲いて勝手に散る様に。



あれからどれ位の間、僕は睡眠を取っていないだろうか。

まるで眠って仕舞えば君が夢と消えて仕舞うとでも思っているかの様に。

僕の躰の見えない所にも、傷痕は沢山あるって云うのに。



ねぇ、僕は如何すれば良いの?

如何すれば君に訊ねられるの?

君に再び出逢える前に、僕が壊れて仕舞いそうだよ。

君は何処…何処に居るの?

何で僕の前から姿を消すの。



僕はあれから随分窶れて、風紀の人間にも心配される程に成って仕舞った。

もう君にはわからないかな。


盲目的に君を欲す。

僕はもう、君に見捨てられて仕舞ったのかも…。










雲雀さんが何故あんな細っこく成って仕舞ったかです(…

こんな理由なら良いのに



06/07/13
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