感情の裏側

□ちぃ様。
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何故かちぃ様に興味をもたれ、迫られている最中です。
っていうか異世界から来たっていう説を信じたのかこの人は。

「名はなんと言う?」

『…え、』



「言わなくていいよ」


「言え」



『どっちよ。』


「言っちゃ駄目。」



「ならば無理やりでも言わせてやる」



ぎゃぁぁ刀!!刀がぁ!!


『沖田さんのせいでほら!!無理やり言わせようとしてんじゃん!』



「僕のせいにしないでよ」




あんたのせいだよ!!!


「言え」


『みょうじなまえです!!!!』





「なんで言っちゃうの」

『言わせられたんだよ沖田さん。
決して言ったんじゃないよ。
それに私は命を優先したんだ。偉いよ私!』


「ほう…なまえ…か。」







するとちぃ様は私に刀の切っ先を向け、
沖田さんは首筋に刀を…




『って…。なんで二人して刀を私に向けてるんですか。』


いい加減離してくれないとそろそろ泣くよ。




「なまえ、俺と来い」

「何言ってるの?渡すわけ無いでしょ」




『どうでもいいから離してよ』

ついでに刀も離してください。


「どうでもいい?」


「どういう意味かな?」



刀がぁ…!!!
くいこんでっ…るぅぅぅ!!!



『黒いよ!!!その黒いオーラしまって!!』





殺されるぅ!!!

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あの後無理矢理逃げた沖田さんがすごく不機嫌でした。

(なまえちゃんはバカだね)
(え、ごめんなさい…)
((真顔で言われたんだけど…))
 

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