感情の裏側

□泣き顔。
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「ちーづーるー!!!」

「なあに?」

「聞いてよー…沖田さん手加減してくれないんだよー…」

「大丈夫?痣だらけ…」




「痛いのなんのって…、ハァ」



「なまえ、…大丈夫?」

「え、なあに千鶴ちゃん、心配してくれてるの?」


「当たり前だよ!」

「ありがとー!!でも何でもないから気にしないで!」

「なまえ…でも…」


「本当に何でもないって!
じゃあ私稽古に戻るねー」



「あ!………行っちゃった…。」










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「おい、なまえ?」

「はい?」

「お前最近ボーっとしすぎ!」

「そんな事な…くもない?」


「どうしたんだよ。悩み事か?」


「いや…何でもないよ」


「………お前結構嘘つくの下手だよな」

「え、なんで?」




「あーぁ、もう。土方さんに言いつけてやろ」

「やめてください平助君」




土方さんに睨まれたら軽く泣きそうになる私の心情も察して。





「へぇ、なまえは元気がねえのか」

「あれ、左之さん。」

「…新ぱっつぁんまで」

「ってか新ぱっつぁんって呼びづらくないの?」

「なまえちゃんなら好きなように呼んでくれていいぜ」


「え、じゃあ新八さんで」

「…まぁいいか」

「で?なんで元気ねえんだよ」

「だーかーらー!!元気ですって!」

「顔が酷いことになってるのに?」

「平助、お前切り刻んでやる。」

「わ、わりぃ!!」




「……別になんもないってば」





ただちょっと、稽古ばっかりで疲れただけだ。

「みんな手加減してくれないからさー」



っていうか痣があるとこに攻撃してくるから痛くてなきそうだ。


っていうかもう泣く。

「どうした!?」

「なんでもない」

「な、泣き止めって!!」


「泣いてないさ!」

「お前ら静かにしろって…。ほらなまえ。話してみろよ」

「…」

「なまえ、俺らは心配して…」

「いい加減痣が痛いっす…」















「「「はぁ!?」」」
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