あの子のリボンは僕のもの
□もうすぐ
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「ってわけでな、ちゃんと勉強しとけよー」
いつものエロさ満開な雰囲気で教室から出ていった原田先生。
『マジでか…!!』
「嘘でしょ…!!」
「『薫ー!!!』」
「うるさい」
『ど、どどど…どうしよう!!』
「いつもみたいにギリギリまで勉強してればいいだろ」
「どうしよう!」
「帰ったら勉強するか」
『薫くぅぅぅん！？』
なんだこの天と地の差みたいな!!
言い換えれば千鶴と私の差みたいな!!←
『あぁ…あー!!』
家に帰れば隣の部屋に土方先生がいるじゃないか!!
そうだよ…それに沖田先輩だって頭良さげだし!
「お呼びかな？」
『あれ、まだ口にだして呼んでませんよ』
「何のようだ沖田」
「なまえちゃんが呼んでくれた気がして」
『だから声に出して呼んでませんってば』
「沖田…それ以上なまえに近づいたら刺す」
『なにを！？』
「怖いなぁ。」
私は刺すって言われてたのににこやかな笑顔の先輩の方が怖いです。
『勉強しないと…!!』
「一君に教わったら？」
『一君？』
「風紀委員長だよ」
薫君を見るとすっごい…微妙な顔してた。
「まぁ…沖田よりは安全かな」
「僕を何だと思ってるの？」
『沖田先輩より安全って…その人も危ない可能性があるってこと？』
「…。」
「…。」
『え!？何!!？なんなの！？』
「…僕と一君となまえちゃんで勉強会でもしようか」
「はぁ!？」
『うわぁ!!薫君が大声だした!』
「ふざっけるな俺も行く」
「なまえちゃんと私も勉強会したいな」
『千鶴ならいつでも!!』
千鶴ときゃぴきゃぴしていたら薫君が私のリボンをがっ!!!とつかみ、
「俺、別に行ってもいいよね？」
『どどどど、どうぞお越しくださいませ!!!』
顔ちかい顔ちかい!!
薫君の顔が真正面にー!!!!
そして薫君のまわりだけ禍々しいオーラだったのは気のせいだろうか。
「じゃあ明日なまえちゃんの家で勉強会しようか。泊りがけで」
『そこまで部屋広くないんだけど…』
風紀委員長さんと薫君と千鶴と沖田先輩…。
『だ、大丈夫!掃除すれば平気!』
私の家で勉強会!
(ってか泊りがけとか勘弁してください)
(えー…あんな広い部屋なのに？)
(広くないですって…なんで知って…？)
(明日になればわかるんじゃなーい？)
(うわぁぁ今の言い方めちゃくちゃ腹立つ…!!)