あの子のリボンは僕のもの
□生徒会長と土方先生
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おはようございます。
今日は何て最悪な日なのでしょうか。
『………。』
「照れ隠しか？」
なにゆえ。
「スカートの丈が短いな…誘っているのか？」
なにゆえ!!!？
『いやいやンなわけないでしょ!!!』
この人が生徒会長で大丈夫なの!!？
『あの…妄想するのは結構ですけどそれを現実にもってこないでください…』
「俺の手にかかれば全てが現実になる」
『何かっこよく言ってんの!!!？』
もうこの人やだァア!!
「…それも照れ隠しのうちの一つか？」
『人の話聞いてないしぃぃぃ!!!』
すると誰かが生徒会長から救ってくれた。
「お前、今度はこいつか」
「……貴様には関係なかろう」
『ひ、土方先生…!!』
何故ここに!!
「俺の嫁に気安く触れるな」
『誰がアンタの嫁だオイ』
「ふざけんな俺の嫁だ」
『ちょっと待ってください土方先生も何かおかしいです。』
「…悪い、場のノリで」
『意味わかんないです』
「ﾁｯ…今回は諦めてやる」
「最初ッからそうしてろ」
…何か、すっごく仲悪いみたい。
「何もされてねぇか？」
『何かされたらラリアットなりタックルなりしますよ』
「そ、そうか…」
そういえば。
『先生なんでここに？』
「お前のこと探してたら雪村がここにいるって教えてくれたんだよ」
『千鶴が…。あ、何で私を？』
「今日暇か？」
『デートのお誘いですか？』
「調子のるな」
『はい。』
「……言いにくいんだけどよ」
『？』
「部屋の掃除、手伝ってほしい…」
え。
『そ、そんなことですか!!？』
「そんな事ってお前なぁ!!!」
『それくらい別にいいですよ…。』
「じゃあ今日、頼めるか？」
『はい』
「鍵渡しとく」
『え!!？』
「どうせ俺仕事残ってるしな…。
帰りが遅くなるかもしれねぇ」
『…いいんですか？』
「何か悪さするわけでもねぇだろ？」
そう苦笑いで言うと私の頭を撫でた
「じゃ、頼んだぜ」
『…はい!』
先生は職員室に戻って行った。
『(部屋、勝手に入っていいのか…？)』
いや、掃除してくれって言われたんだし…
いいんだよね？
ドッキドキ☆!
(っていうか真面目な事言われるかと思ったら…掃除かよ!!!!!!)