感情の裏側

□念願。
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そして屯所から出た私…。


見事に迷子。

やっべえぞ。
帰れないんじゃないか?

『あーもう…足疲れたー』



痛い。走りすぎて痛い。
つかここ何処。


河原っぽいところだ。
とりあえず座って帰り道を思い出す。
















すると…

バキュン!!


『何事ぉぉぉ!!?』





「オイオイ…女が出す声じゃねえな」



















今のバキュンは私に向かって女じゃねえみたいな発言した奴が持ってる銃で撃たれた音である。
そして…






俺様何様ちぃ様。
と、天霧さん。


『本物だ!』

「何を言っておる貴様。」


『ちぃ様喋ったー!!!』






「…殺すぞ」



ここの人達って口を開けば「殺す」だよね。





「フンッ…変な女だな」


『うっせぇ婚活鬼。』


「…。殺す」


『すいまっせんしたぁぁ!!』


「今更謝ったところでもう遅い」




刀抜くなぁ!!


「お前変な格好してんな」

『あんたに一番言われたくないけどね』


「んだと?」



『なんでもないです。』



銃こっちに向けんなや。


「しかし…貴様本当に奇抜な格好だな。」

『ちぃ様…じゃねえや風間さんまで何を言っているんですか』


奇抜な格好って…今日は誰からも着物借りられなかったから制服着てるだけだ。



「…何者だ?」

『一般人です。』

「一般人にしては何かが違うな…」







『え、何か違うの?』






私が“何か”を考えていたら思わぬ人物が来た。

「何してるの?」
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