夢桜学園

□転入編 第2話
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ピピピッ ピピピッ ピピッ…

「ん…もう朝か…あれ?お母さんもう起きてるんだ!スゥ…よしっ!うちも起きるか!」



「おはよう!お母さん」

「おはよう!」

「うわっ!おいしそう!」

「あと少しでしばらく会えなくなっちゃうから お母さん頑張っちゃった!」

「わーい!っていつも頑張ってよ!?…あはは!ありがとうお母さん!」

また こんなふうに一緒にご飯を食べれるのはいつかな?
でも 休みの日は家に帰るから
すぐだよね!

「ごちそうさま おいしかった!」

「ほんと?よかったわ!」


ピンポーン…

「昨日の人かな?」

「そうかもしれないわね!」

「うち出るね!」

ガチャッ

「昨日お伺いした者ですが お返事を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」

「はい…!うち夢桜学園に行きます!よろしくお願いします!」

「そうですか それでは学園に行きましょう」

「え!?今から行くんですか!?」

「はい すみませんがご準備の方を…」

「そうですか…わかりました!準備してきます!」



「うーん…これで準備オッケーかな?…よしっ!行くか!」



「まさか今日行くことになるなんて思ってもいなかったわ…学校には私から言っておくわ」

「ありがとう お母さん!じゃあ 行ってきます!」

「気をつけてね 行ってらっしゃい!」

「それでは 失礼します」

「愛をよろしくお願いします!」

ガチャッ

「車を出しなさい」

「はい」

「あの!よろしくお願いします!」

「学園生活は大変かもしれませんが 頑張って下さい」

「え?あっ はい!」

「学園に着くまで少し時間がかかりますから 寝ていただいてもかまいませんよ」

「ありがとうございます でも眠くないので大丈夫です!」

「そうですか」

パチンッ

「あ、あれ?なんでだろう…急に…眠たくなってき…た…スゥ…」



「ハァ…こんな事に力を使って…校長に怒られますよ?」

「お前以外誰も見てないから大丈夫だろ それにしても校長はどうして力を持っていないこの子を学園に入れようなんて考えたのか」

「何か この子にも力があるんですかね?」

「そんな力があるようには見えないんだが」

「でも もし強い力を持っていたとしたら困りますね 早く私たちのプリンスとなる人を見つけ出さなければ…」

「焦らなくてもこの学園にいることはもうわかっている」

「はい…そうですね」

「まだ時間はかかるが…この世界は私たちのものとなる時が来る!」
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