繋がり

□抱擁
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おはようございます。
紫苑です。
ただいま朝食を作ってます。


骸「おはようございます」

『おはようございます』


骸「おや、雲雀君はすでに起きてましたか」

雲「当然だよ。草食動物は?」

骸「まだ寝てるんじゃないですか?ボンゴレですし」
(それどういう意味!?Byツナ)



二人の会話に苦笑しながらも作業を進めていく。
すると、腰と肩に違和感。


骸「おや、思ってた以上に細いですね」


耳元で声が聞こえ、ようやく状況がわかった。私は今骸さんに抱きしめられてるらしい。


『……む、骸さん…?///』


骸「何でしょう?」


『離して…くださいませんか?朝食作るに作れなくなり……ます』


骸「クフフ…いいじゃないですか少しくらい」


いや、ちっとも良くない。
心臓バクバク言いはじめてる。
そして、本気で離して欲しい。

朝食が焦げてしまう。



クァン!!


甲高い音がしたと思えば骸さんは私から離れた。
そして隣には不機嫌そうに眉を寄せた雲雀さん。片手にはお玉。



骸「痛いじゃないですか…」



雲「朝食が焦げたら君のせいだよ。何、真っ黒くろすけになった朝食全部君が食べるってなら話は別だけど」


『……あはは』




黒曜編から考えたらありえない光景に私は苦笑するしかなかった。




雲「今、8時だけど学校間に合うの?」


『………へ?』


壁時計に目をやると確かに8時。

しまった。


時間配分間違えたらしい。
このままでは遅刻だろう。
慌てて朝食を作り、テーブルに並べる。そしてエプロンを脱ぎ捨て、鞄を持つ。




『じゃあ、私学校行きますね。お昼はお弁当置いてあるのでそれを食べてください。行ってきます!!!!』




言うことだけ言い、家を飛び出した。




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