腐腐腐腐
□甘々.主花
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「月神ーっ!一緒に帰ろうぜー!」
陽介が満面の笑みで
今日も誘ってくる。
「ああ、帰ろう」
つられて微笑み、
今日も陽介の可愛さに
うはうはしながら約束をする。
いや、決して
うはうはしているのは顔に出さないが。
決っっっして。
しかし
一緒に帰るのはいいが問題が一つ。
帰り道、
陽介に聞いてみる。
「陽介、さっき学校で完二と何を話していたんだ?」
「え?」
小石を蹴飛ばしながら
遊んで歩いていた
陽介が驚いたようにこちらを見る。
「ああ、完二?普通に世間話だよ」
いやその世間話が気になるんだってば←
「ふーん…」
めっちゃくちゃ気になるけどさらっと流す。
「何?どうかした?」
俺の顔を覗き込むように
上目遣いで見つめてくる。
やべぇ、
超可愛い///←
「いやなんでもないよ」
「ふーん?変なの」
そう言って
陽介はまた小石を蹴りながら歩き出した。