腐腐腐腐
□甘々.主花
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「もういいよ」
「ご、ごめん…」
冷たく言い放ってしまった。
陽介が悲しそうに謝る。
いや、
陽介は悪くない。
俺の我が儘だ。
しかも自分を完二と比べて。
自分の情けなさに
更に腹が立った。
それから、
陽介は俺の感情を分かったように
黙りこくってしまった。
沈黙のまま、帰り道を歩く。
ああ…、
こんな筈じゃなかったのに。
いつも通り一緒に帰って、
手を繋いで。
キスをして。
今日も陽介の体温を存分に
感じる筈だったのに…
やっちまった、
俺の馬鹿野郎/(^O^)\