森羅万象の理

□第五幕 沖つ宮
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離れたくない―――。


別れたくない――――。


まだ死にたくない――――。




自らではどうにもできぬその事実を前にした時、人は異形のモノへ、それらの持つ力を頼る。


人々は今もそれを頼り続けている。


生命のあるべき姿に反すると知りながら。




ある者は想い人のために。

またある者は親兄弟のために。





第五幕 沖つ宮
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