異世界の守り人
□道すがらの山賊
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うんざりしていた。山賊として悪行を重ねていた自分に。
だから足を洗おうとしていたのに、誰からも受け入れられなかった。
人相の悪い顔、傷だらけの身体、背は低いがそれに反比例する力。そんな人間を、誰が受け入れるだろうか。
だから、山賊に戻った。何もかもが哀しくなって、虚しくなって。
今日もまた、獲物が目の前に現れる。
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