REIYA 〜レイヤ〜(男主長編)
□月夜3
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ポツン
ポツン…
目を開いたら目の前が漆黒の闇に染まっていた。かすかに血の香りがする。
パシャッ…パシャ
血の香りがする方へ歩く度に、水溜まりを歩いているような音がした。そのまま前に歩いていると、血の香りが濃くなってきた。
『此処は…どこ‥?』
僕の声が大きく響く。
『オカエリ…君。もう少しだよ…クククッ』
と同時にまた¨誰か¨の声がした。
『お、お前誰だよ…此処は何処なんだよ‥!!!』
また、暗闇に僕の声が響く。
『クククッ…僕の正体はもう君自身が知ってる♪それと、此処が何処だかも君は知ってる♪クスッ』
『まぁ、今君に会うの少し早いかなー。もう少しで会えるからそれまで、バイバイ♪』
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