REIYA 〜レイヤ〜(男主長編)

□月夜3
2ページ/3ページ









ポツン

ポツン…


目を開いたら目の前が漆黒の闇に染まっていた。かすかに血の香りがする。


パシャッ…パシャ


血の香りがする方へ歩く度に、水溜まりを歩いているような音がした。そのまま前に歩いていると、血の香りが濃くなってきた。


『此処は…どこ‥?』


僕の声が大きく響く。


『オカエリ…君。もう少しだよ…クククッ』

と同時にまた¨誰か¨の声がした。


『お、お前誰だよ…此処は何処なんだよ‥!!!』


また、暗闇に僕の声が響く。


『クククッ…僕の正体はもう君自身が知ってる♪それと、此処が何処だかも君は知ってる♪クスッ』

『まぁ、今君に会うの少し早いかなー。もう少しで会えるからそれまで、バイバイ♪』









次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ