BOOK・ごちゃ混ぜ

□劉輝母成り代わり
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いつの間にか、眠っていることが私には良くあった。

温かな空間と座る場所、そして雑音がなければいつだって眠ることができるというなんというか…間抜けな特技だよ


今回もやってしまったらしい…気を付けてたはずなのになぁ…。

今、私はぬるま湯の中に居るような心地よさがある…今起きないとやばい、駅三つくらい飛ばしちゃったかもしれないし…


今日の電車わりと静かだったから寝てしまった……。


目を開けたら、見たこともない景色だったりするかな…せめてオーバー三百円で!と恐る恐る目を開ける


目の前に広がったのは、田園風景でもトンネルを抜けた先の雪国でもなく〔まず、雪積もんないけど〕


「……何故、中華式?」

目の前には、中国料理専門店みたいな天井なんて、、、拉致?!いや…こんな平々凡々を…


「しかし……此処は何処なんだろ」

起き上がってみたらどうやら私はベットの上みたいだし…どうなってんだろ


ガッシャーン!!

今すごい派手な音が私の身近に聞こえたぞ…これは何か割れたな、右は壁だなら左だろと左を向けば

「………。」


そこに居たのはいかにもな格好をした男でも変わり者の変態でもなく呆然としている可愛い男の子でした。


拉致の可能性は、ほぼ0%になったな…元々の可能性も低かったけど…マイナスであったけど…

「……ご、ごめんなしゃい……ははうえ」

あらまぁ、こんな小さいのに謝れるなんてとか和んでたの一気に消えたわ…母上って…鼻からスイカ出したような痛みあじわってないぞっ?!〔あじわいたくないけど…〕
……拉致よりすごい可能性がうまれた。
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