月夜になく頃に

□Prologue
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『フゥ…人間界に降りるのも久しいな…』




ここは日本の並盛という街。
彼女がここに降りたのにはある理由があった。



彼女はその長く美しい髪を靡かせながら、とある建物の屋上に上っていた。

…まるで人間を見下ろすかのように。









『フフッ…
退屈させてくれるなよ?……沢田綱吉』




そう言って、彼女はただ妖艶に微笑むだけであった。




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