novel

□アニーの日記
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○月×日
今日は寝不足です…その理由は昨晩……


とある宿屋にていつもどおり何部屋か借りて宿泊予定だったが生憎、宿泊客が多く団体部屋に通されることとなった。

『うぉー!広っれー!凄えなっマオっ!』
『うんっ♪こんな広い部屋久しぶりだョ♪』

いつもより数倍広い部屋にティトレイとマオは無邪気に喜んでいると

『なんで6人相部屋なのよ。3人はいいとして子供が2人もいるからうるさくてたまらないわ。』

はしゃいでいる2人を見て呆れ顔のヒルダが呟いた。
『そうだそうだ。マオ、アニー、あんまりはしゃぎ過ぎんなよ♪』
『なっなーんでボクなんだよー!ティトレイの事でしょー!』

また大声で喚く2人を見ながらヒルダは
『はぁ…あんたら二人よ…』と言い
アニーは微笑ましいという感じで笑い
ユージーンは慣れている感じでいた。
ただ一人相部屋の事を心から残念がっているのは銀髪の青年だった。
つい最近ティトレイとお互いの気持ちを知り両思いとなったので宿屋でだけは2人っきりで彼を独占したいとヴェイグは思っていた。
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