novel
□極秘ルート?!
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『本当に効果あるんだろうな…?』
『このヨッツア様を疑う気かい?正真正銘効果抜群だ♪きっかり一時間後には効果が表れる』
バルカの酒場にて表情の堅い青年とカレギア一の情報屋が密会を行なっていた。
机には白い小さな錠剤が入った小さな小瓶がおいてある。
『…どうやって使うんだ…?』
『使用方法は簡単。コレをどんな方法でもいいから1粒飲ませればいい。』
『わかった……。』
軽く頷きヴェイグは小瓶を持ち帰ろうと手をのばした。
パシッ!
一瞬にして小瓶はヴェイグの目の前から消えヨッツアの手の方へ導かれていた。
『おおっと!タダで渡すわけにはいかないね。貴重な薬なんだそれ相応のお代をいただかないと♪』
『何が望みだ…?』
『へへっ♪わかってらっしゃる♪早速交渉を始めさせてもらいますぜ☆』
『……。』
ヴェイグは怪しいのは最初から分かっていたがどうやら要求が金ではなさそうなのに気付き不振そうにヨッツアを睨む。