novel
□永遠の拘束
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『ハァッ…ハァッ…くれよ…早く…俺にそれを…』
『それが人にお願いする態度なのかなティトレイ君…?前にも教えてあげたじゃないか?おねだりの仕方を…』
冷たい壁…
薄暗い空間…
逃げられない…
もう逃れられない…
俺はお前を欲するために悪魔にお前を売った…
いや、売った俺自身も悪魔だ…
最愛のお前のことを売るなんて…
――――――カレギア城・地下牢
ピチャン…
ピチャン…
凍りつくような冷たい水が先刻から滴る音が聞こえ、
地下独特の土臭い臭いが広がる。
それをかき消すような青臭い香り…
そして、
クチュ…グチュ…
卑猥な水音、肌のぶつかる音…
『ふわっ!!ああっ!んんっ!ぁっあっ!もっと!お願い…』