25時 シン便

□Dearest EpisodeU
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※前書

Tを書いてた時は深く考えてなかったアスランとキラ・カガリの関係です。いや、ホントはアスカガ前提と思ってたのですが、Uを書き始めた瞬間アスキラになりました。すみませーん・・・。

と、いう訳でこのお話は・・・
アスキラ前提で、アスランはカガリの事も大切に想ってます。でも本命はキラです(汗)

ではどうぞ↓



Dearest EpisodeU



無限に広がる闇の中。俺はひとりだった。

俺は確か・・・フリーダムに敗れて・・・


・・・死んだのか?・・・俺は

「・・・・・・ラン」

「誰だ?」

「アスラン・・・」
「・・・キラ?」

暗闇の中で、親友の姿が浮かび上がった。
水晶のように透き通る紫の瞳を悲しげに光らせて、親友は俺を見つめていた。

「アスラン・・・どうして・・・僕に討たせたの?」
瞳の光と同じくらい悲しげな声音で、親友は俺に訊いた。
「討ちたくないって言ったのに・・・・・・帰ってきてほしかった・・・・好きだから」
「俺も・・・キラが好きだったよ・・・」
「カガリも泣いてる・・・」
「・・・・・泣きたいのは、こっちだよ」
「アスラン・・・」


特別任務と偽って、キラに会いに行ったあの日。
落ち合った先には、親友だけでなく、彼女の姿もあった。
会うのは久しぶりではあったが、ふたりの顔を見たら、もう何年も会っていなかったような、不思議な違和感を覚えた。

それはきっと、別れの予感だったんだと、後にわかった。

噛み合わない話し合い。

平和を目指す思いは同じなのに

価値観の違いなのか
故郷の違いのせいなのか


守りたいと思っていた人達

彼等の為に、自分を犠牲にして行動してきたことが


すべて否定されてたようで・・・



裏切られたと思った―――。
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