24時 キラ便
□ふたりの時間※
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「ち・・違うよ、1回じゃなくて、一度したら3時間は離してくれないの・・・」
「そこまでいけば、どっちだって同じだ」
頬を赤らめて俯くと、キラはふたりに訊いた。
「そ・・・それってヘンなことなの?」
「変だ」間髪入れずイザークが応える。
「な、フツーじゃないだろ?」
「じゃ、じゃぁさ、どのくらいがフツウなの?僕、アスラン以外の人としたことないから・・・よくわかんなくって・・・」両方の親指をモジモジと動かして、キラは呟いた。
か・・・・・かわいい///
頬を染めて恥ずかしげにするキラに、イザークとディアッカはメロメロ〜っとだらしげに顔を綻ばせた。
(こ・・・・こんなに可愛いキラが、あの鬼畜アスランに好き勝手にされてるなんて・・・っ)
(しかも3時間だとぉ?キラの体を壊す気か!?許せんっ)
イザークもディアッカもキラがフリーの時から好きだった。ふたりともそれとなくキラにアタックはしていたのだが、実を結ぶことはなかった。おまけに、ある日ひょっこり転校して来たアスランに、あっさりとキラを奪われてしまったのだった。
((おのれぇ・・・・アスラン!))
ふたりは背中に見えない炎を燃やし、たぎらせた。
・・・・・・・・こうなったら、何が何でもキラを奪い返してやる!!