悲 鳴

□遺影
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作詞:Jekyll
作曲:Jekyll
編曲:閉鎖病棟

貴方にお花を差し上げましょう。
其れはもう文字通り、沢山の色彩を。

貴方に歌って差し上げましょう。
子守歌にさえ成らないこの声を、捧げましょう。

セピア色に遺された貴方は、僕と血を分けて、そして無惨な最期を迎えました。

剥がれた羽を抱き締めて
貴方に逢いたいと何れ丈願っても
流れ出す紅い紅い雨に打たれて
明日は枯れる

閑散とした夕焼けに、貴方の幻覚を見ました。
綺麗な後姿は追う程に、溶けて空へと消えて仕舞ったのです。

貴方を忘れない様、右目に痛みを閉じ込めました。

一輪の首を抱き締めて
罪悪感だけが降り注ぐばかりで
溢れ出す愛と夢に傷付いて
明日 別れる



ねぇ、連れられて行く貴方を、何故、見詰めて居たの
ねぇ、時計を巻き戻しても、何故、過去へは戻れないの

『過去』と言う文字を見詰める度に、『過ち』さえ『過ぎ去る』と理解為て見ても、止め処無く湧いた自責の念に、貴方を想って…。







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