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□丁重にお断りします
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『うるさいなー。二宮は。』
出たよ。
あまのじゃくが。
でもこいつが来ると安心してる自分がいて。
『何?智に惚れた?』
と隣に座ってくる。
コイツは
恐ろしい程小悪魔な訳で。
優しくないんだけど、
さりげなく優しくて。
普通の女のコよりもずっと器用で。
『いや、違う。』
『智、
寝るときいい顔してんなー。』
『へっ?』
私が思ってること同じだ。
『んっ。』
『おはよ。』
『ん、おはよ。』
『ね、ニノ。』
大野君が起きて
二宮とこそこそと二人で話している。
"こないだ言ってたやつね"って。
会話聞こえてますけど。
『『ヒロイン。』』
『何?』
二人ともにやけすぎ。
『ちゅーしよ。』
『いや、丁重にお断りします。』
(そんな、可愛い顔で言われても嫌なもの嫌だから!!!)
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