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□余裕がない時こそ
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意味の成さない行為

ボク達は何をしているんだろう
きっと他人から見ると汚くて見たくもない行為




だけどボク達には大切な行為なんだ





「ぁ…んっ……!」

唇からもれる上擦る声
出したくて出してるんじゃない
勝手に出るんだ


「ココ…」
「ひっ…ぁ…」

掠れたトリコの声にすら欲情してしまう
きっと今のボクはダメだ



「ちょっと失礼」
「?」

何をするのか、いきなり僕の背中に腕をいれボクを座らせた

「何…?」
「ココ、座って」

ぽんぽんと手で示しているのはトリコの膝の上


「え…無理!」
「無理じゃない、普通の体制ですんの飽きただろ?だから、たまには…な?」
「う…」

トリコの膝の上に座ってするの?

だったら、自分でトリコのブツを入れなきゃいかないの?

しかも、顔を近くで見られるし!



「絶対むりっ」
「無理じゃない!」
「無理だよ…恥ずかしいし」
「今更なんなんだよ…」
「今まで通りでい……あぁっ!」
「お前も続き早くしたいんだろ?だったら、ほら早く上に乗れ」


反論できなかった
行為の途中で止められて中途半端な欲は、少し触られるだけで反応してしまう
「……っ!」


意を決してトリコに跨がりブツをさっきまで入っていた器官へと入れる

さっきまで入っていたとはいえ、やはり少し痛い

「あぁあっ!ちょ、まって……やぁっ!!」
「わり…待てねーや」

いきなり腰を捕まれ、一気に入れられた

トリコの膝に跨がり向かいあう形で情交

ボクの体重で奥へと入ってくるトリコ

「ぁっ、んぁ…!あ、無理、まっ…トリっコ…!!」
「待たない、」

トリコの首に腕を回し、必死に縋り付く
肩に顔を埋め、なんとかこの快楽を逃そうとするが追いつかれる

脳みそが溶けたみたいで頭がふらふらする








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