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□臆病者なボクと離れたキミ
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恋人というのはどんな感じで接すればいいのだろうか
友人とも違う、お客とも違う


もともと素直じゃないボクはトリコがベタベタするたび可愛くない言葉をなげた。








「ココ〜、コ〜コいるのは解ってるんだぞ〜はやく開けないとドアぶちやぶるぞ」

今日もボクん家にきたトリコ。そんなに強くドアを叩くんじゃない、壊れるじゃないか

ふぅ、と小さくため息を零し飲みかけのティーをテーブルにおいてお客を招き入れた

「お!やっぱいるじゃないか、次からはすぐ開けろよ」
「ん、……重い」

逞しい腕に後ろから抱きしめられて頬に熱が集まる。それを気付かれないようにするのが精一杯。だって年上なのに抱きしめられてるだけて真っ赤になるとか恥じゃないか


「甘い匂いがする」

クンクンと首元の匂いを犬みたいに嗅ぐ。くすぐったくて肩をくすめた


「ティータイム中。それをどっかの誰かさんに中断された」
「ふーん、そりゃ悪かった」

本当に悪いって思ってるのか?
馬鹿なトリコ
ボクはみえるのに

そんな事を思って笑っているボクはどれだけトリコを好きか思いしらされる。








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