花より男子Dream

□一夜限りの恋。
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私はF4の中のひとり
花沢類に恋をしていた。



今日も彼のいる階段へ向かう。



会えるだけでいい。
話できるだけでいいって
思ってた。



類に好きな人がいるのはわかってる。
その人に勝てるなんて思ってないし
私なんか類が振り向くわけないって
わかってた。




「る〜い!!!」



勢いよくドアをあけた。



「なおか…」



「静香さんがよかった??」


ストンと類の隣に腰をおろす。



「別に…」



そういって類は私のほっぺにキス
しようとする。


私は類の顔を押し返す。


そんな事されたら私が困るから。



「なんで…今日もダメなわけ?」



「し、静香さんがいるでしょ」


「俺が静香の事好きだったら
あんたにキスしちゃダメなの?
キスしたいからするんだけど」



「う、そ、それは……」



類の腕が私の腰に回る。



「俺とキスしたくないの?」



したくないって言ったら嘘になるよ…



「で、でも」



おでこに柔らかい感触。




類が私のおでこにキスしたらしい。



「なっ!!!!!!!」



類が微笑んでる。


「正直さ、なおといると
落ち着くよ」



「え…」



「だって子猫みたいだもん」



類のバカ!
動物扱いなんて!!!!



「むー!どうせ私は!」



「デートしようか」



「へ??」



「ぶっ…はは!まぬけな顔」



類はお腹を抱えて笑い出す。



「からかわないでよ!バカ!」



「からかってないよ本気。」




きゅん。類の笑顔は
だれもがイチコロだよ…。





結局類の押しで
日曜にデートすることになった。
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