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□目標恭弥先輩!
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先輩ーー
それは年齢や経験が自分より多い人、または学校や職場の先に入ったものをいう。


ーー確かにその通りだ。


だが手に持たされた白のラインが入っている紺の襟に紺のスカート、そして胸元に飾られている赤いリボン・・・

見覚えのあるデザインをみて獄寺の表情は険しくなる。

「・・・なんだ・・・これは」
「セーラー服」

獄寺とは裏腹に嬉しそう・・・別にそうでもない表情で獄寺のネクタイを緩める。
が、獄寺はセーラー服を放り投げ怒る。

「んなこと知ってるわ!!何で俺がこんな「隼人」」
「っわぁ!!?」

雲雀は獄寺を長いすに押し倒し床に落とされたセーラー服を拾い上げ獄寺の目の前に押し出す。


「先輩、後輩ごっこしよう」


まぁ、実際そうなんだけどねと心の内で雲雀は思い、抵抗する獄寺の口を己の口で塞いだ。
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