勇者警察

□ブロンズ像、始動!?
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「わかったよ、証拠を見つけりゃいいんだろ!」

捜査が一通り終わったからデッカールームに資料を置いて行こうと帰ってきたら二宮睦月の方を捜査し
ている勇太と行き違いになった。

「どこに行くんだ勇太?」
「二宮睦月の家!アイツが犯人だって証拠、絶対見つけてくるから!」
「あ、ちょ、おい!」

オレが止めようとしたけど勇太は走って行ってしまった。

『紆居、おかえり』
『おかえりなさい紆居殿。』
『おかえり姐さん。どこに行ってたんだ?』
「こっちも捜査だよ。資料を置きに来たんだけど…そうだ、三人共オレにちょっと付き合わない?」
『…?』
『お、もしかしてデート? 姐さんもオレの魅力を…』
『自分達はまだ勤務時間であります!そ、そんな…その、デートなど!』
「犯人がわかったから逮捕しに行くんだよバカヤロー!!」


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『ボスの勘違い?』
『どういう事だよ?』
「イニシャルだよ。勇太は上下逆さに読んでいたんだ、本当はW・N。Wなら聞いた事あるんじゃない?」
『W…W…』
『――若林!』
『ブロンズ像を運んでいた業者か!』
「若林のびお。運送業ってのを利用して、運送を任されたブロンズ像と自分の作ったブロンズ像を
 すり替えてたんだ。少し調べさせてもらったら画材店の奥に本物があったよ。」
『だが、今向かってるのって画材店の道じゃないよな?』
「さりげなく聞いたら、本人からブロンズ像を運ぶ途中だって言われたんだ。美術館に行くんだよ!
 これ以上は阻止しなきゃなんない。急ぐぞ!」


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