勇者警察

□ブロンズ像、始動!?
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『デッカード!』
『ボス、無事か!?』

若林から聞いた美術館に行くと、その門の前にデッカードと勇太、そして二宮睦月がいた。
そして対峙してるのは…

『ビルドチーム!紆居!』
「何あのでかいゴリラ!?」
「違うよ紆居!アレ人間なんだ!」
「そうか、俺には美的センスないから人間に見えない!…が」

そのゴリラをよく見るとブロンズのような輝きを持っている。…成程、すり替えた像の集合体って奴?

「勇太、一気に片付けるぞ!」
「まかせて!よーし、合体だ! ブレイブアップ、ジェイデッカー!ビルドタイガー!」

『ジェイデッカー!』  『ビルドタイガー!』


合体が終わりオレは拳銃をホルスターから抜いた。ビルドタイガーが拳を握り前に出た。

『バケモンめ!でかければ強いってモンじゃないぞ!』

ビルドタイガーのパワーなら…と思った瞬間

ビルドタイガーがゴリラの一振りで吹き飛ばされた

「ビルドタイガー!」
「ジェイデッカー、ジェイバスターだ!」
『了解!』

そう言いジェイバスターを取り出しヘッドショットを決めたがすぐ再生した。

『馬鹿な…!』
『まるで歯が立たない…!』
「粘土…」
「へ?」
「このゴリラは粘土の集まりだ。だからどんな衝撃を受けたって再生できるんだ。」
「ちょっと!ゴリラじゃなくて人間ってあの子も注意したでしょー!ゴリラって言わないでくれる!?」
「このゴリラは粘土なんだ!」
「ムキーーーーーーー!!!」

若林のノリに少し付き合ったが…あまり余裕が無いのが現実。今までの機械と違い攻撃は通じない、
パワーも圧倒的差がついてる。…一つだけ方法はあるけど、通用するかどうかわからないし…

「そんな!何かいい方法は無いの!?」
「…勇太。このゴリラ、なんの像に集まってできた?」
「え、えっと…天使、天使の像!」
「たぶん、その天使の像がこのゴリラの心臓とも言える部分なんだ、それを少しでも壊す事ができれば」
「天使の像を少しでも…あ!」

「あるよ紆居!攻撃する所がその天使の像に一ヶ所だけ!」
「その部分が見つかれば…デッカード!アイツをサーチしてくれ!」
『わかった!』
「オレはサーチが終わるまで足止めする!」
「うん、頑張って紆居!」

ビルドタイガーがのけぞり倒れているので胸の虎を遠慮なく踏んでジャンプする。その間に銃弾を

『うぐっ!』
『ちょっと姐さん!何やってくれるんだよ!』
『自分達は踏み台ではないであります!』

「ごめんごめん、少し距離が欲しくてね! 銃弾I(Ice)、銃弾W(Water)セット! Shot!」

バァン!

銃弾Wは文字通り水が入ってる弾、そして銃弾Iは液体窒素を入れた弾…この二つが合わさる事で
起こる事は一つ!

「ちょ、なんで動かないの!? 動きなさいよ!」

『ブロンズ像の足が凍っていく…!』
『あれか!』
「行けデッカード!」

バァン!!


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