勇者警察

□ジェイデッカー、始動!
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配属先が移行されたにしても、まだその"配属先ができていない"ので、オレは今までどうり
同じ事務室で仕事をしていた。

すると個人内線がかかってきた。

『紆居君よ、至急フロントまで来てくれないか?』
「は、はい…?」


2話 ジェイデッカー。始動!


1階フロントまで行くと警視総監がいたので、声をかけ敬礼した。そして外を出るとデッカードと勇太がいた。

「勇太、デッカードも?」
『紆居』
「あ、紆居も呼ばれてたんだ? 」
「今回の用は、ブレイブポリスに関わる事だ。3人に見せたい物があってね」

そう言って警視総監に連れられ裏の倉庫へと案内された。

「冴島さん、ボク達に見せたい物って何?」
「そうか、デッカード。君も勇太君を驚かせようと思って内緒にしていたんだな?」
『…はぁ?』

いや、デッカードは何もわかっていないですよ警視総監… と脳内でツッコミを入れる。

警視総監はニンマリ笑顔のままある倉庫の前へ行き、シャッターを開いた。
その先には、見た事のないでっかい…トラックのような車が

「うわぁー!」
「これがジェイローダー。デッカードのサポートメカだ。」
「…という事は、この中に武器が入っていたりするのですか?」
「いや、デッカードはこのジェイローダと合体する事によって無敵の巨大ロボット・ジェイデッカーになる事
 ができるのだ。」
「ジェイデッカー…?」
「へぇー」
「ジェイデッカーには飛行能力がある、つまり空からの敵にも十二分に戦う事ができるのだ。」
「空も飛べるなんて凄いじゃないかデッカード!」
『あ、ああ…』

やっぱりおかしい。…ケド、デッカードは事件・事故のデータと同時に自分の機能に関してのデータも全て入っているハズだ。だが様子を見ると本当にわからない、って顔をしている。

そしてその後オレと勇太は新しい警察手帳を貰い、その手帳を使いボス…勇太は無理やり警視総監の考えたポーズをしながら

「ブレイブアップ!ジェイデッカー!!」
「そうだ!」

ここまでやったと言うのに

「どうしたんだい、デッカード?」
『…スイマセン、私のメモリの中に合体に関するデータがないんです』
「…やっぱり、か」

結局勇太が恥晒ししてこの場は終わってしまった。


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