機械戦場

□ごちゃごちゃ
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後頭部に、コッと何かが当たる。いや、何かはわかってる。ついでに誰が当ててるのかもわかってる

「下手に動くなよ。コイツがどうなっても知らねぇからな」

後ろから「ひっ」と言う声が聞こえる。

嗚呼、だから知り合いと遊ぶのは嫌いなんだ

「いい加減返せ」

「知るか、俺は好きでこの目になったんじゃない」

「なら貰うぞ」

「俺の目が見えなくなる」

「俺達がいなきゃそうなる予定だったんだろうが」

「そうだね。でも今は俺の身体なんだし。目はその一b」

バァン

「黙れ」

「相変わらず短気だね、真上遼さんは」

一発目から頭か、

そう思いながら少し痛い頭の後頭部を抑える

「俺達の片目を奪い、更には"この世界"ではほぼ確実に死なないなんてな。」

「さらにぃ、俺はこの世界では自由」

パチン と指を鳴らすと知り合いを姫様抱っこしていた。

海動剣さんが「チッ」と舌打ちをした

「じゃあね、後は俺に任せろ」

「えっ」

知り合いを下ろし、背中を押すといなくなった。

ここにいるのは、俺と真上遼さんと海動剣さんだけ

「海動剣さん、ちょっといいですか」

「あ?  !?

!?

海動剣さんの目の前に瞬間移動して、

海動さんの刀を胸に刺した

痛い

痛いけど

こうしなきゃ、ここで俺は死ねない

「ばっ…!」

「弾丸とかだと…即摘出、即治癒なんだ、けど、失血死ならいける…っ」

「おい、お前…!!」

「この世界で、俺は自由なん、だよ。もう抜けないから」

「っ…ざけんなぁ!!」

バァン

一瞬意識を失い、ズル と胸から異物が無くなる。

そして即摘出、即治療

「…お前等は、俺から目を取り戻したくないの?」

頭いてぇ、胸いてぇ。

そう思いながらもうめんどくさいので道路に寝転がる

「そうだ。俺たちは殺したいわけじゃない」

「むしろ好きの部類だからな。」

「だけど、殺すに等しい事しなきゃ目は抉れないよ」

「この世界なら」

「大丈夫だろ?」

「そうでしたね」


ここは2次元と3次元がごちゃごちゃになる所。

俺はオッドアイだった。

小学校高学年になったくらいから、何回もコイツ等に殺された。

コイツ等は眼帯をしていた。

俺の目はコイツ等の片目1個ずつらしい

だから、オッドアイだった。

今は高校だから…5、6年くらいは経ってるんだね


ごちゃごちゃ




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