一万HIT小説

□着替えって危ないと思うんだ
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初めて会った時から思ってたけど剣城は肌が物凄く白い。
本当にサッカーをしているのかと疑いたくなるくらいに。
今日もいつも通り部活が終わり、着替えるために部室へ戻り、着替えているとふと隣にいる剣城の身体が視界に入った。
服の裾に隠れていた部分も例に漏れず白い肌をしており、思わず目が釘付けになった。
うわ、なんかエロ……
あんな白い肌にアトをつけたらさぞかし映えるだろうな……

気が付いたらそんな事を考えてしまい、慌てて頭を振る。
そんな事考えちゃだめだ、剣城はチームメイトだ、と頭では分かっていたのに




「んだよ、着替えねーのか?」
「!!い、今着替えるよ!!」




ユニフォームを脱いで上半身裸になっている剣城が不思議そうに首をすこし傾げて話し掛けてきた。
その姿に我慢出来る人がいるなら是非とも紹介して欲しいくらいだ。
そんくらい剣城は色っぽかった。
俺は剣城が特徴的な赤い服を着た時を狙って腕を引っ張りロッカー室から出た。









「おいっどこ行くつもりだ!?」
「んー、取り敢えずトイレ?」
「トイレ位一人で行けよ!!」




イライラする剣城はそれでも手は振り払って来ない。
てか、用を足すためにトイレ行くんじゃないし。
俺は個室のトイレに剣城を引き込み、鍵を掛けた。
流石に焦ったらしい剣城が抵抗をしてくるけどお腹に抱きついて離れまいとこっちも抵抗したら暫くして剣城は抵抗を止めた。





「どういうつもりだ」
「剣城が悪い。」
「あぁ?」



訳が分からないと言った風な返事にクスッと笑いが自分の口から漏れる。
そりゃそうだよね。
俺の勝手な言い掛かりだもん。




「剣城ってさ、自分がエロ過ぎるって事分かってないよね。俺さ、限界。剣城ちょっと手伝ってよ」
「は?……っ!!こっ、断る!!」





どういう事が分かった剣城が顔を真っ赤にしてるからもうゆっくりしようとか思ってたけど無理。
俺は服をめくって白い肌に手を滑らせた




















「ひっ…松風、本気か…?」
「冗談でこんな事しないよ」
「そうだろうな……てか、くすぐってぇ…プハハっ!!」




すぐに見つけた胸の突起をぐりぐりと押しつぶすがくすぐったいと仮にも情事の最中に出す声とは掛け離れた文句が飛ばされた。
うん、たしかにこれじゃあ御粗末だよね。





「じゃあさ、一緒に気持ち良くなろっか」
「は…?っておいっ!?」






元々着替え中の時から剣城に興奮してた俺にとってこれ以上待つ事なんて出来そうになかったから丁度いいや。
俺は剣城のズボンを下着ごと下に降ろし、未だに反応をしていないそれに舌を這わせた。




「ぅあっっ!!松風…止めろ…!!汚いだろーが…ふぅっ!!」
「そんなことないよ?剣城のだし。部活後だから少ししょっぱいかな?」
「いあぁぁっ!!それ、だめだってぇ…!!」



口に含めばすぐに立ち上がった剣城自身。
止めろとかだめとか言ってるけど俺の頭を押さえてるの、気付いてないのかなぁ?
俺はかわいい反応をしてくれる剣城に大興奮。
そろそろ自分も限界だし、今すぐにでも剣城の中に突っ込みたかったけど我慢。
だってここ、部室だからね。
だから俺は剣城の自身から口を離した。
もちろん、剣城のは張り詰めたままだ。






「え?…や、松風…?」
「ここ部室だし、誰が来るか分からないから……」






ここでお終い、と言われるかと思ったらしい剣城は絶望的な表情をする。
大丈夫、やめたりなんかしない。
俺もズボンと下着を降ろした。




「一緒に、ね?剣城。」





すでに勃ってしまっている俺自身と剣城自身のモノをピト、とくっつける。
これだけでびくりと剣城の肩が跳ねた。






「剣城、俺もするから一緒に擦って…?」
「ひぁ、あぁ…わか、た…っ、」





快楽に流された剣城も俺の手と一緒に自身を扱く。
俺と剣城、2人ともやり方が少し違うから別々の快感が全身を襲った。
何これ?堪らなく気持ちイイ…





「ひぁぁ!!あ、あ、松風、まつかぜぇ…」
「はぁっ、…剣城きもちー?」
「あ、気持ち、い…んぅっ!!ヤバイ…松風!!それだめだっ…んあぁぁ!!」




あまりにもかわいい反応をしてくるからつい先端をぐりぐりと爪を立ててしまった。
すると空いた手は俺の服をギュゥ、って握りながら面白い位に背中が弓なりに反れた。





「あぁっ!!イキそっ…イキそう…松風ぇ!!」



ぐちゃぐちゃって水音がすごいトイレに響いてる。
誰がいたら確実にばれてるな…
限界が近い剣城の声がだんだん大きくなってきてるさ、手の動きも激しくなってきた。
俺も限界だからすぐにでもイキたいんだけど絶対声が出ちゃうと思う。
そこで俺は剣城の口を自分のと重ねて声を抑えるようにした。





「好きだよ剣城…舌、噛んでもいいからね」
「ふぅぅ!!ん、んん!!」
「ふっ…っ、」




声が抑えられたのを確認してから一段と手淫を激しくしてお互いを高めた




「んん、ぅ…!!」
「んんうっ!!…んんっ――――――……!!」





刺激に耐えきれなかった俺達は同時に果てて、互いの服が白い液体で汚れてしまった。
はぁはぁと息を切らせて俺に乗り掛かるようにしている剣城の背中をさすってあげてありがとう、とごめんね?と告げた。
一人でするときより断然こっちの方が気持ちよかった。




「ダリィ……後始末お前がしろ」
「わかってるよぉ…」




文句を言われると言い返す事が出来ない俺はトイレペーパーで剣城の汚れた服と身体を優しく拭く。
舌わ噛んでも良いって言ったのに剣城はたどたどしくも必死に舌を絡ませるだけで噛んでは来なかった。
そういう所はやさしいよね。
最後に自分も身なりを整えて終わり、形だけは元通りになった。






「言うのが遅かったけどさ、俺、剣城が好きだ」
「…確かにおせぇな。」
「剣城は?」
「あ?」
「剣城は俺の事好き?」




今更ながら感じはするけど一応聞いておきたい。
すると顔を真っ赤にしなから目線を落とし



「嫌いな奴にこんな事させねぇよ。それ位分かればか」
「剣城……」




それはつまり、期待して良いんだよね…?






「えへへ…ありがと剣城!!大好き!!」
「はいはい。」




剣城の気持ちが分かったところでやっとトイレから出る。
アト付けたかったけどそれはまた今度でいいや。
俺達は並んでロッカー室に戻った。









ロッカー室に帰ると中には誰も居なくて、机の上に鍵と手紙があった。
見れば三国さんの綺麗な字で


『天馬、剣城、最後だから鍵は頼んだ。あと、神童が涙目だったからああいう事は誰も居ない所でやってくれ。
じゃあまた明日
三国』


と書かれていた。
き、聞かれてたんだ…
キャプテンが涙目って、隣の人も涙目なんですけど……



「松風ぇぇぇ……!!」
「ごごごめん剣城!!!!」




今度からは場所も考えなくちや、と反省をすることになった。





END
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