イナズマイレブン

□照美×ヒロト
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「僕は美しいものが大好きなんだ。」
「………」
照美君がまた何か言っている。僕は彼を一瞥すると、手元の本に目を落とした。「だからヒロト君のこと大好きだよ。」
「知ってる。」
照美君は僕の髪が好きなのか、さっきからいじくっている。
「ねぇヒロト君」
「何?」
僕は本を閉じて、目の前の照美君を見つめ返す。
「僕のこと好き?」
「好きだよ」
照美君は嬉しそうに目を細めた。
「じゃあ僕はヒロト君のもので、ヒロト君は僕のものだよね」
それはどうなのだろう?お互いに『好きだ』と言うことはあっても、どちらかが『付き合おう』といった記憶はない。つまりは僕と照美君は正式に付き合っているわけではない。でも今の照美君のセリフは
「まるで恋人のいうセリフだね」
「え、違ったの?」
照美君は目をぱちくりさせた。
「僕は君から『好き』と言われたことはあっても『付き合おう』と言われたことは記憶にないから恋人同士じゃない、って思っていたよ」
「んじゃーヒロト君付き合わない?」
「いいよ」
「んーまぁこのノリだと断るのは当たり前だよねぇー………ヒロト君今なんて言った?」
「いいよ。照美君、付き合いましょう」
照美君は心底驚いたらしく「え!?いいの?普通今のノリだと断るのが普通でしょ!?」
「断って欲しかったの?」逆にそれの方が普通じゃない。照美君は実に変な人だ。
「いや…承諾してくれて嬉しいけど、こんなにあっさりと…」
「お互い愛し合っているのはわかりきったことだし、断る理由なんてないと思うよ」
「…………君みたいな返事した人はじめてみたよ」
それはどういう意味なんだろう、誉められているわけではないのはわかるけど…照美君は少し考えた様子でいると、何か思い出したように悪い笑みを浮かべた。「これで君は僕のものだよね」
「まぁそうなるのかな?」「大切なものはなくなったら困るよね」
「困るよね」
「そういうものは印を付けたりして自分のものアピールしないとね。」
「名前をかくとか?」
話が見えない。照美君はなにが言いたいのだろう?
「うん、だから僕も印を付けようと思ってね」
そういうと照美君は僕の首筋に唇を押しあてた。照美君は僕を組み伏せるように押し倒した。
「なっ!?て、照美君!?何すんの!」
僕がじたばたすると照美君はあっさりと首筋から唇を離した。
!!何すんの!」
「んーまぁこんなもんかな?」
「何が?」
「見ればわかるよ」
照美君はそういうと手鏡を渡した。僕はそれで首筋を見ると、赤く色づいた“キスマーク”といわれるものがあった。僕は怒りを通り越し、呆れてしまった。
「どうしよう。ユニフォーム着たら見えちゃう…」
「印って見える場所につけないと意味がないよ」
「なんでこんなことしたの?」
照美君はニコニコしながら、
「ヒロト君に悪い虫がつかないようにね」
「はぁ…」
照美君は続けて

「っていうのは建前で、ヒロト君のいろいろな表情が見たかったから」

「………やっぱり照美君は変な人だ」
「じゃあその恋人のヒロト君はもっと変な人だね」
「僕の表情って乏しい?」自分自身、表情は昔よりは豊かになったと思っていたけど…
「んー僕も人のこと言えないけど、ヒロト君っていつも笑顔か無表情なんだよね」
「そーかな?」
「うん」
そんなにあっさりと…
「んで、いろんな表情っていっておもいついたのがセクハラだったけど…あ」
照美君はまた何かおもいついたのか僕の上にまたがり直しながら
「いいことおもいついた」「何?」
すっごいやな予感しかしない。
「ヒロト君が真っ赤になって、困って、泣いてしまうようなこと☆」
あ、予想的中
「え、ちょっとそれは僕らには早い気が…」
全部いう前に照美君に口を塞がれた。





…………………………………もうここまで来た人いるのか…
ごめん少し(?)暴走した。意外とエスな照美君書きたかった。
カッとなってやった
後悔している

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