イナズマイレブン
□にょたヒロト
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「とりあえず円堂君かなぁー」
僕は最初のターゲットを一番驚いてくれそうな円堂君にした。
円堂君の部屋のドアを軽くノックする。
「はぁーい、どうぞぉ?」
「し、失礼します」
緊張する。円堂君は椅子に座って雑誌を読んでいる。まだ僕の姿をしっかり見ていない。
「あ、円堂君」
「ヒロト…―」
あ、僕の姿を見て驚いてる。だって口が開いたまんまだもん。
「僕、女の子になったんだ」
「う、嘘」
僕は顔を円堂君からそらした。これ以上円堂君の顔見ていたら笑ってしまいそうだったから。
「な、なんで女の子に…か、影山の罠?いや、エイリア石の影響か?」
予想通り円堂君はパニックになっていた。面白いかも…。木暮君が皆にいたずらする理由が分かる気がする。でも、少し罪悪感があるので、誤解を解いておこう。
「ごめん、円堂君…―」
…………………………………
「なーんだ、嘘だったのか、焦ったぁ」
「ごめんね。でも他の人にもいたずらするから、黙っていて欲しいんだけど…」「んーいいよ!ただ、」
「何?」
「写真撮っていい?」