イナズマイレブン
□ヒロト君が女の子になりました☆
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「体が女の子になったぁ!?なんで!?」
「それが分からないから困っているんだよ…」
ヒロトはベッドに布団をかぶって頭だけ出している。いつもより少し睫毛が長く、目がパッチリとなった………ような…気がしないでもない。
「いつもと変わらないと思うんだが…ちょっと……その…、胸、触っていいか?」
「…ち、ちょっとだけだよ……」
ヒロトは布団から出て、ベッドの上に正座をし、来ているジャージのファスナーを下ろした。
「……どうぞ」
「…えっと、じゃあ失礼します?」
なんか言葉がおかしかった気がしたけど、気にせず俺はヒロトの胸をそっと触った。いつも体を重ねているのに、こう、改まって下心なしに(少しはあるけど)触るのは、よく分からない緊張感がある。
「……っ、風丸君、もう離して」
「っ!!ご、ごめん!」
ヒロトは触ってから俺が身動きしないのが恥ずかしかったようで、軽く頬を染めていた。いつもなら押し倒しているけど事態が事態なのでそういう気にならなかった。
「その…、どう、だった」
「え、」
「む、胸を触った感想だよ!!その、気持ちよかった、とか!!」
ヒロトはまくし立てるように聞いてきた。とりあえず俺は思った本当のことを言おうと思う。
「えっと…よ、よくわかんなかった…」
「!?」
「その、少しあるかもしれないけど、たいしていつもと変わらない気が……」
「え、嘘!?」
ヒロトは中に着ているシャツの中を覗いたり、シャツの上から触ったりした。
「嘘だ!!ち、ちゃんとあるよ!いやあったら困るから来たんだけど!い、一応下の方も確認したんだよ!!!み、みる!?」
「ちょっとストップ!!」
ヒロトは軽くパニックになっているせいで、いつもなら言わないようなセリフが出てきた。
「ヒロト、とりあえず落ち着け」